★食育だより 2月号★

 1年生「避けたいこ食」

☆「こ食」の種類

孤食・・・一人でご飯を食べることをいいます。

個食・・・何人かがそろっている状態で、別のものを食べることをいいます。

固食・・・毎食同じものを食べ続けることをいいます。

小食・・・食べるもの自体が少ないことをいいます。

粉食・・・パンや麺など、小麦粉で作られた食べ物ばかりを食べることをいいます。

濃食・・・味の濃い食べ物ばかりを食べることをいいます。

☆孤食の反対、共食のメリット

・自分が健康だと感じることができます。

・健康な食生活になります。

・規則正しい食生活になります。

・生活リズムが整います。

2年生「日本型食生活とは」

☆日本型食生活とは

主食、主菜、副菜から成り立っており、日本各地の旬の食材など、豊かな食材を組み合わせています。また、外食や惣菜などを活用した食事も含まれていて、餃子やラーメンなど、伝統的和食ではないものもあります。

☆ごはんは和洋中、何にでも合わせられる!

伝統的な和食は健康に良いですが、毎日、ごはん、味噌汁、煮物、おひたし、魚などを組み合わせて食べるのも現代の食生活では難しいです。そのため、主菜の魚をハンバーグや餃子に変えてみたり、副菜をサラダに変えてみたりすることで、栄養バランスを整えることができます。

また、外食で牛丼を食べるときは主食と主菜なので、サラダと味噌汁をつけることでバランスを整えられます。

食育の時間が終わると、みんなで片付けるのが習慣です。

3年生「和食の未来を救う」

☆和食の危機

ユネスコで無形文化材として登録されている「和食」が直面している現状には、食糧自給率の低下や栄養バランスの崩れ、季節感の薄れた献立や、行事の衰退など、たくさんのものがあります。

☆食糧自給率の低下の原因ってなんだろう

①食の欧米化  ・・・欧米の食生活のような、肉や小麦を使った料理を食べることが多くなっています。食べる量が減ると田畑が減少し、和食に必要な量をまかなうことも難しくなってきました。

②農業の衰退  ・・・農業人口の高齢化により、栽培をする人自体が減り続けています。

③輸入食材の増加・・・肉を食べることが増えていますが、その餌となる大豆は海外から輸入されています。

また、油脂に使われる大豆も海外のものです。

☆日本の食糧自給率を上げるために

現在の日本の食糧自給率は37%です。70年ほど前は70%程度を自給できていましたが、現在は輸入と自給のバランスが真逆になってしまっています。

海外からの輸入品が安く手に入るのに対して、国産品は付加価値がつき、高くなってしまいます。

そのような中でも意識的に国産の物を選んだり、旬の食べ物を食べるなど、日本の食べ物を消費するよう心がけることで、日本での需要が高まり、生産が増えます。買い物をするときは生産地を確認してみましょう。