★☆★食育だより・5月号★☆★

1年生 5/11(火)テーマ「食器の正しい置き方を知ろう」

○和食の食器の置き方

左手前にご飯、右手前に汁物を置きます。おかずは奥側に置きますが、小鉢など、手で持って食べるものは左側、大皿で手に持てないものは右側に置くようにします。魚は左側に頭を置きます。

おひたしなどの小鉢は、高く盛り付け、上に薬味や香りの強いものをのせます。この盛り方を天盛りといい、誰も手を着けていない食べ物で、あなたが1番に食べるということを示すおもてなしだそうです。

○中国の箸の置き方は日本の向きと違うらしい

日本では、箸を手前側に置き、食べた後の汚れた箸が見えないようにします。中国も最初はそうだったようです。しかし、中国は、途中肉食の遊牧民が支配する時代があり、そのときにフォークとナイフとともに箸を使う時代を経て、西洋のように縦に並べるようになりました。昔のナイフは今の物よりも鋭く、落としたときに足にぶつかると刺さってしまう程だったので自分から遠い位置に刃先を向けるために縦に置いていました。

5月食育(1年生)

 

 

 

 

 

 

2年生 5月13日(木) テーマ「あいさつの意味を知ろう」

○「いただきます」の意味

「頂き」とは、一番高いところを指します。人間でいうと頭の上のことです。昔は、目上の人から物をもらうときに、頭の頂に両手を掲げ、受け取っていました。そこから「いただきます」と言う言葉が生まれたそうです。古くから、食材の全てに命が宿っているという考え方があり、「大切な命をありがたく頂く」ということで、食事を始める際に「いただきます」という言葉を使うようになりました。

○「ごちそうさま」の意味

「ごちそうさま」を漢字にすると「御馳走様」となります。馳走とは、食事の準備のために走り回ったり、馬で駆け巡ったりすることを指します。その言葉に、敬語でもよく使われる「御」や「様」をつけることで、感謝の意味を表しているそうです。

☆海外には、食事を提供した側が使う、「召し上がれ」のような表現はありますが、食べ物への感謝をする言葉はあまりないそうです。命を頂くことに感謝の気持ちをもち、残さず食べましょう。

5月食育(2年生)

 

 

 

 

 

3年生 5月14日(金) テーマ「してはいけないはしづかいを知ろう」

はしづかいには、「きらいばし」という、食事相手に不快感を与え、マナー違反となるものがあります。

○きらいばしにはどんなものがあるだろう

・渡しばし・・・お皿の上にはしを置くことをいいます。和食には箸置きがあるのが一般的ですが、

ない場合には箸袋を使って箸置きを作りましょう。

・涙ばし ・・・はしについたつゆが落ちることをいいます。

落ちないように手で受けることもマナー上は良くないので気をつけましょう。

・たたきばし・・・昔は食器を箸でたたくと鬼が来ると言われていたそうです。

○箸は神と人間を結ぶ架け橋

箸の始まりは「折箸」という上の部分がつながったもので、神への祭器として使われていました。現在も正月等に使う「祝い箸」という箸は、上下どちらも同じ形をしており、片方は神、もう片方は自分が使うことで、神人共食という意味を表しています。昔から神聖な物として大事にされてきた箸を、正しいマナーで使いましょう。

5月食育(3年生)