★☆食育だより12月号☆★

1年生「魚について」~冬においしい魚と栄養~

☆魚クイズ!~漢字と説明を見て、魚の名前を当ててみましょう~

① 鱈 ・・・貪欲にエサを求める姿から、お腹いっぱい食べることを「鱈腹」と表現することがあります。冬の給食の白身魚はこれを使っていることが多く、イギリスのフィッシュアンドチップスもこの魚を使ったものが多いのだとか・・・
②柳葉魚・・・飢えに苦しんでいたアイヌの民族に、神々が柳の葉をこの魚に変え、川に放流したという伝説が残っています。アイヌ語の「ススハム」が現在の魚の読み方につながりました。

☆日本の魚の消費量

日本は、魚の消費量が世界1位でしたが、2000年頃になり、韓国やノルウェーに抜かれ、世界3位となってしまいました。また、魚と肉の消費量も肉が上回っている状態です。

☆魚に含まれる「脂肪酸」

魚には2種類の脂肪酸が含まれています。

①DHA ・・・摂取すると脳の働きが活発になります。

②EPA ・・・最近では血液をさらさらにするための薬にも含まれている栄養素です。

2年生「お正月の料理を知ろう」

☆おせち料理のお重は何段?

正式なお重の数は、食べ物が入った4段と、何も入っていない1段の計5段だそうです。なぜ何も入っていない5段目をつけるのかというと、空のお重に神様から、福をいっぱいつめてもらうためだといわれています。

☆おせちに入っている料理は運気を高める

一つ一つの料理にはそれぞれ願いが込められています。例えば黒豆は、まめまめしく働く、数の子は子孫繁栄など、食べ物の名前に由来することが多いです。

○昆布巻き・・・昆布は、「よろこぶ」との語呂合わせから縁起を担ぎ、正月によく食べられます。 また、「養老昆布(よろこぶ)」と書いて不老長寿の願いが込められ、「子生(こぶ)」という当て字をすることで、子孫繁栄の意味が込められています。さらに、中に入っているのはにしんと言う魚です。にしんの卵は数の子で、子沢山なこともあり、ここにも子孫繁栄の意味が込められています。

3年生「冬の食生活」~インフルエンザ・風邪に負けない食生活~

☆インフルエンザ・風邪に負けない生活とは

①ウイルスを身体に入れない環境作り

ウイルスは、寒く、乾燥した場所を好みます。部屋の温度・湿度を上げ、換気で風の通りをよくすることで、ウイルスの生存率が下がります。また、手洗い・うがいをし、ウイルスが手や口から体内に入るのを防ぐこともできます。

②ウイルスに打ち勝つ免疫力を付ける

風邪の予防に大切な栄養素に「ビタミンACE」というものがあります。ビタミンAには粘膜を強くする働きがあり、ビタミンCには免疫機能を高める働きがあります。さらに、ビタミンEには血行をよくして体温を高める働きがあります。これらの栄養素をすべて摂れる野菜がかぼちゃです。かぼちゃは夏の野菜ですが、このような理由もあり、冬至に食べる野菜となったそうです。