1年生「朝ご飯の魅力」
朝食を食べることで、1日を元気に過ごすための活力が湧いてきます。
☆脳と心にやる気スイッチを入れる朝ご飯
①五感のスイッチ・・・朝食は、朝起きて初めてにおいをかいだり、味わったりする時間です。食事をする中で五感が働き、目が覚めます。
②体温のスイッチ・・・朝食を食べることで、体温が上昇し、そのまま5~6時間一定に保つことができます。朝食を食べない人は一度体温が上がっても下がってしまい、ぼーっとしてしまいます。
③脳のスイッチ・・・ブドウ糖は脳のエネルギー源になっています。体を動かす力にもなります。
④消化・吸収のスイッチ・・・起きてから初めての食事のため、1日の消化吸収を始めるきっかけになります。
⑤うんちのスイッチ・・・朝食を食べることで腸が動き、うんちが出やすくなります。
2年生「スポーツをする人の食事」
快適にスポーツをするために、食事で気をつけると良いポイントがあります。
①水分の摂り方・・・1時間に1回500~1000mlの水分を補給することがいいとされています。体の吸収の早さを考えると冷蔵庫で冷やすよりも少しぬるめのスポーツドリンクが望ましいです。
②補食の摂り方・・・ご飯で補給しきれないエネルギーを間食で補います。部活動後はすぐに晩ご飯になることもあります。食べるタイミングに気をつけましょう。
③試合前の食事・・・試合前には消化のよいいつもの食事を食べるようにしましょう。緊張やストレスによって胃腸の働きが下がってしまいます。お腹に優しいものを食べることが大切です。
④不足しがちな栄養素・・・カルシウムや鉄、ビタミンB1は、汗で流れてしまうため、不足しやすい栄養素です。鉄分には血液中の酸素を運ぶ働きがあり、不足すると体内の酸素が巡りにくくなってしまいます。
3年生「どんな食べ方が良いのかな」~食べる順について考えよう~
①ばっかり食べ:1つのお皿に盛られたものをすべて食べてから、次のお皿に移る方法です。日本では一般的ではありませんが、フランスやイタリアでは一般的です。前菜→スープ→主菜・・・のような食べ方をするフルコースを想像すると分かりやすいです。
②三角食べ :日本で古くから良いとされてきた食べ方です。ご飯と味噌汁とおかずを均等に少しずつ食べる方法です。
☆メリット・・・口の中でご飯とおかずを混ぜることで、味の調節をすることができます。また、一定のものが残らないため栄養バランスも良いです。皿を持ち替える時間や箸を置く時間があると咀嚼回数も増え、消化にも良いです。
☆デメリット・・・献立によっては合わなかったり、汁物で流し込むため早食いになってしまったりします。海外の人はご飯とおかずが混ざるのが嫌で、丼ぶりを分けて食べる人もいるそうです。
ベジファーストって体にいいの?
ベジファーストとは、食事の時に野菜を先に食べる食事法です。もともとは糖尿病患者の血糖値が急激に上がらないようにするために始まりました。最近は、野菜で満腹度を得ることがダイエットにとって良いとの噂が広まり、いろんな人が実践しています。しかし、本当は、野菜を食べて20分ほど時間をおいてから他の物を食べることで満腹中枢をあげる方法なので、実践するのは難しいです。野菜を先に食べなくてもよく噛んで食べることで満腹感が得られます。自分に合った食事方法を実践しましょう。