★★食育だより 7月号★★

1年  テーマ「暑さに負けない体をつくろう」

夏バテとは、暑さに負けて、食欲や体力がなくなり、疲れがとれず体が「だるい」と感じる状態のことをいいます。

どうして夏バテが起こるの?

①温度差による自律神経の乱れ

自律神経が乱れてしまうと、消化器官の働きが鈍り、食欲不振や下痢、便秘などが起こってしまいます。

②高温多湿の気候による体力の消耗や発汗異常

体内の水分が失われたり、体温が上昇したりすることで、だるさや立ちくらみ、頭痛などの症状が起こってしまいます。

③熱帯夜による睡眠不足

夏の暑さでなかなか眠りにつけず、寝不足になってしまいます。

「なつばてぼうし」の合言葉

な→夏休みでも早寝早起き朝ごはん

つ→冷たい物の摂り過ぎ注意

ば→バランスの良い食事

て→適度にこまめに水分補給

ぼ→冷房の当たりすぎに注意

う→運動もたまには

し→食欲増進の工夫を!

2年  テーマ「夏野菜の魅力」

夏野菜にはどんな魅力があるの?

夏野菜には、トマト、キュウリなど色の濃く、カラフルな野菜が多いです。水分を多く含み、ビタミンやミネラルが豊富なため、体を冷やしたり、紫外線や強い日差しによって受ける疲れやストレスに勝ったりすることができます。特にミネラルは汗によって流れてしまうため、夏野菜で補充することが大切です。また、野菜の中には加熱して食べるものもありますが、夏野菜は加熱なしで食べられます。

1日に必要な野菜の量は?

・野菜摂取目標:350グラム

・日本人の平均摂取量:275グラム

野菜の摂取目標の実際の量を見てみると、とても多く感じるかも知れません。しかし、加熱してみると加熱前の量よりもかなり少なく感じます。積極的に野菜をとりましょう。

3年  テーマ「正しい水分補給のしかた」

体の中の水分量ってどれくらい?

高齢者:50% 大人:60% 子ども:70% 赤ちゃん:80%

水分補給のポイント

①喉が渇く前に!

中学生は不感蒸泄(ふかんじょうせつ)といって大人よりも皮膚等から水分が蒸発しています。また、気道や口の粘膜からも水分が蒸発しています。自覚しないうちに水分を失っているので、喉が渇く前に水分補給することが大切です。

②水又はお茶を補給する

ジュースには思っている以上に糖分が含まれます。砂糖をたくさん摂取すると体に負担がかかってしまいます。

③飲み方と量に気をつける

体に吸収されやすい水の温度は5~10℃、水道水より少し冷たい程度だとされています。運動時はスポーツドリンクなどを摂取した方が良い場合もあります。こまめに摂取しましょう。